月刊 野宿しようぜ

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スーパーカブと野宿しようぜ!第12夜~永平寺慕情~






靴下の穴を、クスクスと笑われた女性は、
一緒のお土産屋さんに車を停めていたのでした。

こ、これはもしや運命なのか!?


永平寺の奇跡なのか!?

と、

私は普段にないくらい狼狽いたしました。


お土産を一緒に選びます。


甘いのが好きなのだね。
僕も甘いのが好きなのだよ。

ああ、趣味が合うね。

で、何処から来たの?

私は宇都宮からだよ。

ああ、隣の県から来たのですか。

これからどちらへ?

私は東尋坊へ向かうのだよ。

あ、東尋坊はもう寄ってきたのだね。

と言う事は、私とは逆方向だね。

残念だなぁ~

まあ、私はバイクだから。
そう、このスーパーカブだよ。

こいつと一緒に京都から来たのだよ。


え?line?


あ、スマホじゃないからやってないんだよ。


え?あ、ああ、お互い気を付けて
良い旅をしよう。

うん、では又どこかで。


………………


「おばちゃん、熱いお茶ちょうだい」


私は熱いお茶を、キンツバと共に飲み干す。


「おばちゃん、今の女性が又ここに来たなら、
東京は葛飾柴又って所に、寅屋って言う団子屋があるから、何かあったらそこを訪ねなと言ってくれるかい?」


「俺は今日ほどガラケーが憎いと思った事は無いよ……だけどまあ、仕方無い。
俺はこれから東尋坊でもって、世俗の垢を洗い流してくるよ」


「せっかく永平寺まで来て、生まれ変わったと思ったんだが、まだまだ世俗の垢は拭いきれないもんだねぇ」


「東尋坊の沈んでいく夕陽に手を合わせて、あの娘の身体が丈夫になります様にって、俺にはそれくらいしか出来ねえからな」


彼女は少し身体が弱いようだった。


でも、1人旅を続ける。

その凛とした強さが、綺麗な娘だった。


お土産を宅急便で送り、私も又旅を続ける。


一期一会と主人公

どちらも禅語であり、改めて言葉を噛み締めた。
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  1. 2016/08/15(月) 22:02:03|
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プロフィール

凛

Author:凛
雷都・栃木県宇都宮市を中心に活動しているバンド「凛~Linn~」

愛と平和
そして何ちゃねぇことや、どうでもいい唄を、アルコールとけむりの似合うサウンドに乗せ、誰かに「ありがとう」を
って言われるようなステージを目指し活動チュ~

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